ヴィーガン餅しゃぶしゃぶ

お正月は お餅、たくさん食べましたか?

地方によって お餅の食べ方はいろいろあるようですが あなたは どんな風にして食べるのが好きですか?

お雑煮、
おしょうゆとのりで 磯部巻きに、
大根おろしとおしょうゆで からみ餅に、
納豆をかけて 納豆餅に、
きなこをつけて あべかわ餅に、
こしあんで お汁粉に、
シンプルに さとう醤油をつけたり
豪快に おうどんやおでんに放り込んだり、、、。

今日 ご紹介するのは お餅を薄くスライスして食べる ビーガンしゃぶしゃぶです。
寒いこの季節、鍋料理は たまりません。
だしが沸騰しているお鍋に スライスしたお餅を “しゃぶしゃぶしゃぶ”と言って泳がせると そういっている間に お餅は トロリ~ンと 伸びるチーズのように変身します。
それをすばやく お好みのたれにつけて 食べます。
季節の野菜もたっぷり 付け合わせますから お餅の消化吸収もよく 体も温まり 栄養的に見ても 優秀な餅料理メニューです。

今回の“餅しゃぶしゃぶ”の ユニークなポイントは 大根についてきた葉っぱも ミキサーで撹拌して だし汁として使うことです。
身だけではなくて全体をいただく マクロビオティックで言う ”一物全体“ の調理法です。

(スーパーで購入する場合は 葉っぱはついていないかもしれませんね。 その場合は 小松菜で代用してみてください。)

スライス餅は 市販されているようですが ちょっと大変でも自分でスライスすれば うんと安上がりのはずです。 (調理器具を扱っているショップでは ”餅スライサー“ という器具も販売されているようです。)

残っているお餅があれば それを使って もうないというのであれば この料理のために もう一度購入して 試してみる価値ありの お料理ですよ!

ヴィーガン餅しゃぶしゃぶ

材料 

切り餅  適量
葉付き大根(あれば 紅芯大根、緑色のビタミン大根も。)、人参、長ネギ、白菜、クレソン、しめじ、えのきだけ、豆腐 など すべて 適量。

昆布だし 適量 (レシピはポイント参照) 
ポン酢  適量 (レシピはポイント参照)  
胡麻だれ 適量 (レシピはポイント参照)

煎り胡麻 適量


作り方

1.大根は 葉の部分を たっぷりの沸騰したお湯で 数分 茹でる。 

2.ざるに上げ ザクザクと切ってから ミキサーに移す。

3.昆布だしを少し加え グリーン色の液体になるまで 撹拌する。

4.しゃぶしゃぶするための鍋に移して 残りの昆布だしと混ぜ合わせておく。

5.大根類は 早く煮えるように 細い千切りに、他の野菜は適当な大きさに切って 皿に 並べる。


6.切り餅は 一個を6枚くらいの薄切りに切って 皿に 並べる。

固いので 少し力がいります。

これくらいの厚さに 切る。

ちなみにこれの機械が便利です。 餅チーズにも 以前紹介したビーガン餅しゃぶしゃぶにも 重宝します!

これは「モチスラ」曙産業の製品で、Amazonでも楽天でも買えます。

https://www.amazon.co.jp/%E6%9B%99%E7%94%A3%E6%A5%AD-67%C3%9747%C3%97227mm-%E3%83%A2%E3%83%81%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E3%83%A2%E3%83%81%E3%82%B9%E3%83%A9-SE-2504/dp/B07GBQ1995

 
ふだん プラスチック製のものは買わないようにしているのですが YouTubeで使っているのを見て
「便利!」と思い、買ってしまったところ 超便利です。

全然力を入れずに スルンと薄切りになった餅が出てくるので 感激します!

7.ポータブルガスの上に 菜っ葉だしの入ったお鍋を置いて 沸騰させ スライス餅をしゃぶしゃぶさせる。

8.野菜を加える。

ポイント

・薄切り餅は お箸から放さないように しゃぶしゃぶしゃぶと だしの中を 泳がせてください。 あっという間に柔らかくなるので 放して 見失ってしまうと 溶けてしまいます。

・シンプルな鍋料理は タレが 決めてです。 今回、紹介している配合で作るタレ、おいしいです! 是非 自分で作ってみてください。 

 
バランスの取れた食事のために たれには すりおろしのフレッシュな胡麻をたっぷり加えて 食べるようにします。


・残ったスープには、昆布だし、大根の葉の他に 野菜からのだしが溶けだしています。 残ったポン酢や胡麻だれを加えて スープとして飲んでもおいしいですし ご飯を加えて雑炊にしたりして 楽しんでください。


しゃぶしゃぶ用の昆布だしの作り方

水1Lに対して 10gくらいの昆布を入れて 一晩おく。 急ぐ場合は 水の温度を60℃くらいに上げ そこに昆布を1時間くらい漬けておく。 (60℃は 触れるけれど ずっとは触っていられない熱さ) だしが出たら 昆布は 取り出す。

ポン酢の作り方

柚子汁100cc、 しょうゆ150㏄、 昆布10g を 混ぜて 一週間以上 置く。 

* フレッシュな柚子がなければ、他の柑橘類、あるいは瓶詰めの汁を使ってもいいです。
* しばらく寝かせた方がおいしいのですが 一週間も 待っていられないというときは すぐ 使っても 大丈夫です。 

胡麻だれの作り方

練り胡麻大さじ6、米酢小さじ2、しょうゆ大さじ2、てんさい糖大さじ2、塩小さじ1/2,
昆布だし大さじ4 を よく混ぜ合わせる。

ビーガン鍋料理いろいろ

お鍋は 肉や魚なしでは ちっともおいしくないなどと思っている人が たくさんいるようです。
ところが どっこい、コツさえつかめば 植物性だけで うんとおいしい鍋ものができますよ~。厚揚げと油麩が入れば こってり甘辛すき焼きが 楽しめます。

おいしいおでんは 濃くて質のいい昆布だしと 時間をおいて味をしみこませるのがポイント。
巾着の中身も 魅力です。

シンプルな湯豆腐は おいしいお豆腐で 食べたいもの!

きりたんぽには 舞茸、油揚げ、セリが 欠かせません。
濃いめの椎茸昆布だしに これらの野菜が組み合わされば 
鶏肉など 入らなくても きりたんぽ独特の 味になります。

Happy Cooking !

プロフィール

米沢 玖来乃

くりな
自称 Macrobiovegan  マクロビオビーガン
職業:マクロビオティック、ビーガン料理 インストラクター
趣味:料理、シャーシャ(飼い犬)との散歩

~Kurina’s Cooking Class~

場所:埼玉県入間郡毛呂山町

開催しているクラス: 
マクロビオティックの基本を学べる 初級マクロビオティック
ゆるいマクロビオティック料理を学べる ワンデークラス (ビーガン料理に 似ています。)
ビーガン風のお菓子を 英語を使いながら学ぶ 英語でお菓子作り
 4~6人の少人数制で、のんびりとゆったりしたレッスンです。
「Kurina’s Cooking Class」 オリジナルホームページ: http://kurinascooking.la.coocan.jp/
「おいしいマクロビオティック」 ブログ : http://kurinascooking.blog.so-net.ne.jp/

料理検索ガイド クスパ  http://cookingschool.jp/school/kurinascooking

[html_block id="258"]