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栄養学と食事

2017/05/06

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富山大学附属病院 榎本 洸

栄養学の分野で毎年どれくらいの研究結果が発表されていると思いますか?
毎年数万以上で、1日にすると200以上です!
個人で1日に200以上の論文を読める人はいないと思いますが、同志が集まれば可能ですよね。
アメリカでは予防医学が盛んで、上記の論文をすべてチェックしている団体があります1)。昨年本も出版され2)、心臓病、癌、脳卒中、糖尿病等主要な死因に対しての食事の影響が根拠を示して述べられています。

 食事に関するガイドラインや推奨ではWHO3)、USDA4)、AHA5)、CDC6)採用が比較的新しく、いずれも野菜、果物、穀物(精製していないもの)を中心に、飽和脂肪酸は減らす、塩分を5g/日以下にする、砂糖の添加を減らすことで一致しています。いずれも肉は推奨されているわけではなく、食べるなら脂肪の少ない部分、量を減らすこととされています。

 一方で日本では食事に関するガイドラインが乏しく、様々な根拠の少ない見解が飛び交っています。日本は栄養学に飢えていると言えます。食事がどれだけ健康に影響を与えるかあまり理解されていないのです。生活習慣病である糖尿病、高血圧、脂質異常は日本に1-4千万人と推定7)されていますが、対応が遅れていると言わざるを得ません。

 科学的な研究結果からはベジタリアンに軍配が挙がっています。健康のために週1回からでもベジタリアンを始めてみませんか?

 

1)NutritionFacts.org
2)Michael Greger, M.D. How not to die.
3)World Health Organization
4)United States Department of Agriculture
5)American Heart Association
6)Centers for Disease Control and Prevention
7)日本生活習慣病予防協会


Photograph by Freepik
 


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